信じてぼくの言葉

障がいを持っていて言葉をつかえない人がたくさんいます。

言葉を発しないためにわかっていないと思われてつらい思いをしています。

わかっているのに表現するすべのない人の苦しさは想像するだけで

苦しくなります。言葉だけではない表現の方法を身に着けられるよう

になれば少しは生きていくのが楽になります。

10月3日の朝日新聞に掲載された「臼田輝くん」の言葉を紹介します。

輝君は1歳の誕生日前に5階から転落して筋肉ひとつ動かせない障がいを

持っています。中学1年生の時わずかな反応でスイッチを動かし

言葉で表現することができるようになりました。(本文はひらがなです)

07年3月 「世界から戦争がずっと途絶えて敵味方決めずに暮らしていけたら

いいのに」

08年7月「せっかくいろいろな子どもたちが言葉を使っているのに 信じて」

08年8月「苦難それは希望への水路です。決してあきらめてはいけないと

いうことを教えてくれます。

08年10月「けっして何をするわけでもなく じっと自分の言葉だけを使って

生きてきたしかも一度も その言葉を誰にも話さずに生きてきたので

 ノンフィクションのドラマのような世界を過ごしてきた。

ドラマよりもすさまじい体験をしてきた。だから言葉が研ぎ澄まされて

来るのは当たり前のことなのです。」

09年1月「死は獅子のように襲い掛かってくるかもしれないが小さい僕は

ひとりで苦闘を続けていくつもりです。

09年2月「希望 空に思い描きながらこのきれいな扉を開けて 

いい未来に向かって上を見ながら 苦しみは昨日のものとして

 明るい夢を見ながら 歩いて行こう。」

この言葉が絶筆となり09年4月に16才で亡くなりました。

寝ているだけと思われる人がこんなに豊かな言葉と心を持っています。

その人たちとのかかわりを丁寧に

また彼らの瞳の輝く社会を作っていきたいです。

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