児童発達支援センターのお話会
4か所の児童発達支援センターでは保護者の皆さんとのお話会が行われます。
今年度6月のお話会は、「就学に向けて」の話をさせていただいています。
小学校に上がるために大切な事を伝え
少しでも不安がなく入学の日を楽しみにしてほしいと思っています。
地域の学校の普通級か、特別支援学級か
特別支援学校にするか
大きな岐路に立つ皆さんです。
お子さんにとってどこが一番良いのか考え悩みは深いです。
決定するのはご本人と保護者の方の意見が最大限考慮されなければなりません。
今回のお話会においては、少しだけ「障害者権利条約」についてのお話もさせていただきました。
国連から強く指摘された障がいのある子を地域の学校ではなく、障がい児だけの学校で教育をする
日本の教育の在り方が差別を生む基になっていることを多くの人に知っていただくことが必要です。
人間形成の基となる子ども時代に分けるという教育をしておいて、大人になって差別をしないで
助け合おうという事には大きな矛盾が生じます。
共に育ちあうことで、世の中にはいろいろな人がいること、かかわる人の気持ちやハンデに合わせて
関わりかたを学んだり、認めあったりすることでそれぞれが人としてのキャパシティを広げることができます。
そして、自分自身をも許し認めることができるようになります。
障がいを持つ人たちは、多くのことを教えてくれる存在です。
障がいのある子にとって必要な道具または支援の手を入れながら共に育つ教育を切に望みます。