お休みの日に
あかりでは、就労施設と学園以外
夏休みはなく、みんな元気に活動しています。
私は、申し訳ないなと思いながらも
少しの間お休みをさせていただきました。
仕事についての本は読むのですが
小説というものは、ここ何年も読んでいないので
長い小説を読むことにしました。
以前から気になっていた
天童荒太さんの「悼む人」を読みました。
亡くなった方を思い記憶するという不思議な行為を
する静人さんの周りで起こることが描かれています。
どんな悪人であろうとも誰かを愛し、誰かに愛され
誰かから感謝されていたことを彼だけは忘れない存在になる。
重い内容だけれど、人とは人を愛し、愛され、感謝される存在であることを
気づかされ、そこに気づくと、また人は安心できて優しくなれるような
気持ちになりました。
この事は、障がいのあるなしにかかわらずみんなおんなじです。
出会う人や出会うことを愛しましょう。感謝しましょう。
それが、自分自身の幸せにつながります。
そんなことを感じた読書の夏休みでした。