冬の訪れ
ほんの少しの秋の日を経て冬がやってきました。
11月14日、冬の訪れとともに母が天に昇りました。
認知症が始まってからは、本人にとって苦しい日々でした。
「何もできなくなっちゃった、どうしたらいいの」
「バカになっちゃった」「何とかしてほしい」
「何もわからない」「なぜここにいるの」
自分が自分でなくなるという、とてつもない不安の中で毎日を過ごていました。
その不安は誰も取り除いてはあげられませんでした。
働き者で、いつも家族のために動いて、いつも私の味方でした。
多くの趣味をもちダンス楽しんだり
友達と吟行に出かけ、俳句を楽しみ、賞を取るなどをしていた母でした。
年を取っていくこと。死を迎えることの大変さを見せてくれました。
多くの教えを残してくれて90年の人生を閉じました。
寂しさはありますが、長い人生を終えたことに対して「本当にお疲れ様」という気持ちです。
誰にでも終わりの日が必ずやってくることを改めて感じます。
だからこそ、一日一日を大切に生きていきたいと思います。