お医者様の話
この間の土・日
発達が気になる子の育ちを考える夏季セミナー
という研修会に参加してきました。
4人の先生のお話を聞くことができて有意義でした。
良い支援のヒントにできることをもらうことができました。
その中で、あまり聞くことのできない
「こころの発達診療部」のお医者様のお話を聞くことができました。
障がいにおいて医者としてできることはほとんどないこと。
学校に上がるとき支援学校に行ったらこの子の将来は
どうなってしまうのですかなどの質問をされても医者として
何も答えることができなかったとおっしゃいました。
障がいを持つ人に医者として役立てるのは、
体に他の疾患があるとき。興奮やイライラの状態が多くなったとき
そして、思春期になると多く現れる「てんかん発作」が出た時などだそうです。
でも、興奮時の薬についてほとんどデータがないそうです。
効果が期待できるのは
リスパダールとエビリファイの2種類でその他の薬については
他の疾患での適応からの投与だそうです。
この2種類はある程度効果はあるそうですが
肥満や眠気などの副作用があります。
まだ長期に飲むことによる副作用については
研究が進んでいないそうですが、
腎不全やジスキネジア(口が勝手にもぐもぐ動く症状)が
現れる可能性があるとのことです。
薬のやめ時について質問しました。
落ち着いてから半年くらいでやめていったらいいとお答えをいただきました。
必要なときはお医者様もお薬も上手に使って、
一日も早く薬のいらない毎日にしていきたいものです。